液晶ディスプレイ(モニター)の選び方

2016/08/09

パソコン

PC用の液晶ディスプレイ(モニター)に関して、色々と調べた事をまとめておこうと思います。
ここでは、主に普及価格帯(23インチで1~2万円台)の製品をターゲットとしています。
最後に、PC用ディスプレイのお薦めも挙げます。
2017年11月更新。

IPS液晶、VA液晶、TN液晶の違い

液晶パネルにはIPS方式、VA方式、TN方式と、大きく分けて三種類があります。
それぞれの特徴をざっと書きます。

IPS液晶はPC用ディスプレイでは主流の方式です。
もっとも色再現性が高く、鮮やかに表示します。また、視野角がもっとも広いです。
視野角とは、液晶を斜めから見ても色があまり変化しない角度の事を言います。
液晶を真正面から見ていても、液晶の端の方は必然的に斜めから見ることになるので、視野角が狭い液晶だと端の方が見辛くなります。
これは大きなサイズのディスプレイであるほど顕著です。
そのため、視野角が広いということは視認性の面で利点となります。
IPSの欠点は、バックライト漏れがあること、つまり黒の表現が苦手で、黒でも若干の光漏れがあることです。
明るく鮮やかな映像の表現が得意だと言えそうです。
IPS液晶の中でもいくつか種類がありますが、普及価格帯では主にLGのAH-IPSパネルが主流です。

VA液晶は、液晶テレビに多く使われています。
利点は、黒がしっかりと黒に表現されるため、コントラストが高いことです。
そのため、暗いシーンが得意で、そのようなシーンの多い映画やゲームに向いています。
欠点は、IPS液晶よりは色の再現性が低いことです。IPSより色がやや薄く出ます。
また、IPSと比べて視野角が狭いです。
VA液晶についてもいくつか種類がありますが、AUOのAMVA+パネルを使用した製品がもっとも画質的に優れているようです。
VA方式とは直接関係がありませんが、AMVA+パネルは前述したAH-IPSパネルよりも表面処理(アンチグレアのザラザラした表面処理)が滑らかなことが特徴で、やや映り込みはあるかもしれませんが映像が比較的くっきりとするのが特徴です。
このことからAMVA+パネルはAH-IPSパネルよりもぎらつき感が少なく、その分目に優しいという意見も良く聞かれますが、個人的に家でじっくりと比較した経験がないので、そこは良く分かりません。

TN液晶は、安価なディスプレイか、ゲーム用のディスプレイに使われます。
利点は、応答速度が速い事で、スポーツやゲームなどで速い動きのある映像を遅延なく表示するのに向いています。
欠点は、色再現性と視野角が、この3方式の中では一番劣ることです。
コストがかからないため、速い応答速度が必要になる特別な用途以外では、安いディスプレイに使われます。

一般的なPC用ディスプレイとしては画質の優れるIPSかVAが良く、ゲームをする人で特にFPSのように映像の応答速度を重視する人は、ゲーム用のTN液晶が良いでしょう。
IPSかVAかは、明るく鮮やかな(より正確な)色表現を重視したい場合はIPS、暗い映像の表現を重視したい場合、または少しでも目に優しいほうが良い場合はVA(AMVA+)という感じで良いと思います。

フリッカーフリーとブルーライトカット機能

フリッカーフリーとは、液晶のバックライトのちらつきを抑えてある事を示すものです。
現在主流のLEDバックライトで、PWM方式(光源を高速で明滅させる事で明るさを調整する方式)を採用したものはちらつきが目立ちやすくなります。
従来のCCFLバックライトの場合は消灯した際に残光が残るため、高速で明滅させた場合にLEDよりはちらつきが目立ちにくいらしいです。
フリッカーフリーは、PWM方式ではなくDC方式(電流の量によって明るさを調整する方式)を主に採用する事で実現しています。
最近ではほとんどの機種がフリッカーフリーを採用しています。
ネット上の書き込みを見ていても、フリッカーの眼への刺激を感じる人がそれなりに居るようです。
結論として、フリッカーフリーの液晶ディスプレイにこだわる必要はあろうかと思います。
参考URL: http://www.eizo.co.jp/eizolibrary/knowledge/eyestrain/

ブルーライトカット機能も、最近の液晶ディスプレイにはほとんど付いています。
ブルーライトとは、液晶の発する青色の光の内、短い波長(紫外線に近い波長)の光の事です。
これを長時間見つめると眼に対して刺激になるという説が一般的となっています。
しかし、現在主流のブルーライトカット機能というものは、単純にRGBの内の青色値を下げるというもので、結果として画面が黄色くなります。
青色を下げるだけなら手動でも出来るし、PCにディスプレイを繋げる場合であれば、例えばf.luxというフリーソフトを使ってブルーライトをカットする事ができます。ただし、ソフトで調整する場合は、ディスプレイのバックライト自体の光量は変わらないため、消費電力は変わりません。
私もこのソフトを導入して数日間試した事があります。
ブルーライトのカット率が高いほど、画面は黄色く暗くなります。
f.luxでは、その塩梅は色温度の形で調整できます。
個人的な感想ですが、画面が暗くなって視認性が低下した結果、かえって見辛いように感じました。
そのため画面の明るさを上げる事となり、なんだか本末転倒だなと感じました。
私にとって、眼に良い、眼が疲れにくい画面とは、視認性の優れる画面です。
光が眼に悪いからと明るさを下げ過ぎると視認性が低下するし、コントラストが強いのが眼に良く無いとしてもコントラストを下げ過ぎると視認性は低下します。
例えば、良くWEBではコントラストを弱めるために白地にグレーの文字で文章を書いてあることが多いですが、薄いグレーでは黒よりも読み辛く感じます。
ネット上で見ているとブルーライトカットの恩恵を感じる人も、少しは居るようです。
ブルーライトカットの有効性について結論は出ませんが、少なくとも手動で調整できる以上、特別必要のある機能だとは言えないと思います。

ただし、フィリップス(Philips)ではsoft blue technologyという名称で他メーカーには無い特徴のブルーライトカット機能を搭載した液晶ディスプレイを出しています。
これは単純に青色を下げるのでは無く、青色の中の短い波長部分を、青色の中のより長い波長に置き換えるというものです。
青全体の成分は減らさずに、短い波長部分のみをカットするという事です。
こうする事で、青色を維持する事ができ、画面の見た目の変化(黄色画面への移行)が少ないという謳い文句です。
実際に現物を見てきたのですが、確かに一見するとブルーライトカット機能が働いていないのと同じような、違和感の無い画面でした。
しかし、他の並べてある液晶と比べてみると、他の液晶では普通の青の画面が表示されている所、フィリップスの画面では水色に近い青の画面になっていました。
逆にフィリップスの画面を見慣れてから他の液晶を見ると、他の液晶は全体的に紫がかった青味が強いと感じました。
フィリップスの画面は強い青が出ないので、眼に優しそうに感じました。
どちらが正しい色なのか、感覚的には分かりませんでした。
しかしフィリップスのこのブルーライトカット機能はオフに出来ない機能なので、購入する時は注意した方が良いと思われます。

VESAマウント対応

VESAマウント対応とは、液晶ディスプレイにモニターアームを取り付ける事が出来るという事です。
アームは机を挟んで固定したり、壁に付けたりして固定します。
普及価格帯の多くの液晶ディスプレイでは、スタンドは前後に多少振る事ができるくらいで、高さ調節ができません。
液晶ディスプレイを目線に対して適切な高さに設置する事は、疲れにくい作業環境を整えるための一つの要素です。
購入した液晶ディスプレイの高さが合わなかった時、VESAマウント対応であれば別途モニターアームを購入して付け替える事が出来ます。
高さだけでは無くその他の可動範囲もあり、また、机の上に設置しないので、机の上がすっきりするというメリットがあります。

店頭で現物を見比べる時の注意点

実際に現物を見比べる事でどれだけの事が分かるのか、私は疑問です。
というのも、そもそも物を比べる時は前提条件を同じにしなければいけません。
例えばiPodなどのオーディオプレーヤーを比較する際は、全ての音質補正機能をオフにして比べないと、その機種の素の姿が分かりません。
実際に店頭で液晶ディスプレイの設定を見てみたのですが、機種ごとに設定がバラバラも良いところでした。
どの店舗でもおそらく設定はバラバラで統一されていません。
そこの店舗では設定が統一されていないこともあって、機種ごとの画面の見た目に大きな違いがありました。
そこで私は設定を変更し直し、できるだけ統一してからいくつかの機種を比べました。
設定を統一すると、画面の見た目の違いがあまり分からなくなります。
正直、慣れない人が見比べようとしても違いが分からないんじゃないかな、と思います。
私も慣れない人だったので、今まで色々な店舗で液晶ディスプレイを見て来ましたが、あまり違いが分かっていませんでした。
ただし、今回は少し慣れたのか、設定を統一したうえで色々と見比べて分かった事が多かったので、次の項目で記しておこうと思います。
このような自身の経験から、実物を見ても分からない事は多いと思うし、そのためネット上の情報やメーカーの信頼性というのも判断の材料としてやはり重要だと思いました。

IPS液晶のメーカーごとの比較(主観)

各メーカーのIPS液晶を比較をした感想を書きます。
詳しく見比べて分かって来た事ですが、メーカーごとに確かに違いがあります。
しかし、目の見え方には曖昧で主観的なところが多く、見るタイミングによって見え方が違ったりもします。
ディスプレイの表示品質を正確に比較することは難しいので、あくまでも参考程度にして貰えればと思います。
ここで書くことは、ただ「何となく」そう感じたのだ程度に思っていただければと思います。

私が優れていると思ったのは、VIEWSONICとASUSです。
ちなみにEIZOは価格帯が違うため見比べていませんが、予算が合うなら第一候補に挙げられると思います。
あまり印象が良くなかったのはIO DATAです。
その他のメーカーはあまり良く見比べていませんが、何となく感じるのは、やはり専門メーカーのものは優れているし、得意とするメーカーとそうでないメーカーがあるという事です。
VIEWSONICとDELLは共にアメリカのメーカーですが、ディスプレイで実績があり有名です。
LGはIPS液晶パネルの内部供与(パネルを子会社もしくは関連会社で生産しているという事)を受けて生産しています。
BENQもVAパネルの内部供与を受けています。
AOCも同様。
PhilipsはかつてLGと共同で液晶パネルの生産工場を作った経緯があります。
信頼性や技術力という観点から言うと、まず、これらのメーカーを候補にするのが良さそうです(勿論、ここに挙げた以外にも良さそうなメーカーはあるかもしれません)。
IIYAMAに関しては、このメーカーのIPS液晶についてはフリッカーフリーでは無いので候補になりません。VA液晶に関しては候補になります(2016年夏時点)。

実際に見比べた感想ですが、まずIO DATAはあまり印象が良くありません。
画面が青みがかっている機種が多く、全体的に発色が優れません。
文字がくっきりしません。
VIEWSONICとASUSは、発色が優れていました。
どちらがより優れているかは、いくら比べても分かりませんでした。
もうひとつ気付いた事があり、VIEWSONICはフィルム(パネル)ごしに文字を見ているのでは無く、文字がパネルの表面まで浮き出ている感じがありました。
特に視野角を変えながら見ると良く分かるのですが、斜めから画面を見ても文字が霞む事無く、見え方に変化がありません。
文字がパネル表面に直接印字されているかのような実物感があります。
ASUSもVIEWSONICには及ばないかも知れませんが、斜めから文字を見ても、見え方にあまり変化がありません。
逆にIO DATAは、奥まった所に文字が表示されているように見え、斜めから見ると、フィルターごしに文字を見ている感が強くなります。
IO DATAの表示品質については、採用しているパネルの品質の影響もあるかもしれません。
現在、多くのメーカーは普及価格帯のIPS液晶にはLG DisplayのAH-IPSパネルを採用しているのですが、IO DATAのIPS液晶にはADSパネルという、中国BOE製のパネルが採用されています。
これは新興のメーカーであり、恐らくLG製のパネルよりも安い価格で卸しているものだと思われます。
PRINSTONのIPS液晶にもこのADSパネルが採用されています。

ここまでは素の状態での比較でしたが、次に各メーカーの画質補正機能を見ていきます。
ASUSとPhilips、VIEWSONICにはシーンごとに画像を最適化する画像補正機能がついています。
いくつかのプリセットの中から一つ選ぶと、その後自動で画像を補正してくれます。
画像を解析しながら最適化を行うらしく、単純に元々設定された値にするだけの機能ではありません。
この機能を弄るとかなり見た目が変わりますので、ディスプレイを比較する際にはこれを考慮する必要があります。
特にASUSのシーンモード(風景画に適したモード)と、Philipsのインターネットモード、ゲームモードは発色をかなり強化していました。
店頭で見る限りは断トツで綺麗で発色の良い画面だと感じます。
しかし、それは本来の画質を補正で強化しているからであって、オリジナルのソースを脚色したものだと思います。
店頭で見る限り、明らかにリアリティが増します。
しかしそれが本来の色を再現しているかというと、少し強調し過ぎている所があるのかもしれません。
特にASUSのシーンモードは風景画用との事なので、特別にダイナミックな画質にしてリアリティを向上させるように補正しているのでしょう。普段は使わないと思います。
しかし、私が見た店舗ではこのモードで展示してありました。
シーンモード以外のモードでは、発色は地味、というより普通でした。
(後で分かった事ですが、風景写真というものはコントラストを上げる事で、リアリティが増します。その他の画像は逆に不自然になります。なので、風景画像に限っていえば、ASUSのシーンモードは使える機能です。ただ、手動でコントラストを上げるだけでもかなり見栄え良くなります。)
明るい店頭で見るからこそ、ノングレアディスプレイの発色が地味に見えてしまい、補正された画像及びグレア液晶が美しく見えるのでしょうか。
画像補正機能も+αとしてあれば良いですが、店頭での見た目の良さに騙されない方が良いのかなと思います。
店頭で実物に触れても分かる事以上に騙される事の方が多い気がします。

ASUSはそれに加えてVivid Pixelという、文字や画像のボケを解消してシャープにする機能が付いたものがあります。
店頭で試してみましたが、普通の写真に使うと、あまり違和感無くシャープになるようです。
こういったものは一定以上にボケた写真にはあまり効かないかも知れません。
文字も多少はシャープになるかな、と思いましたが、もともとボケていない文字なので一見して良く分かりません。
ASUSのディスプレイはこのように、あれば使えるかもしれない画像補正機能が多彩な上、本来の液晶ディスプレイの品質も割とまともな様に見えます。

もっとも、前述したとおり、液晶ディスプレイに限らず、製品は見た目だけで良し悪しを完全には判断できません。
メーカー側が見た目で分からないところにこだわっている場合も勿論あります。
この項目では、見た目で分かる表示品質を直接比較しましたが、素人に分かる事には限界があるので、最終的にはやはりメーカーをどれだけ信頼できるかという点が大きいのだと思います。

超解像技術

IO DATA、LG、AOCなどには超解像技術と呼ばれる機能を搭載したモデルがあります。
超解像技術とは、解像度の低い画像をアップスケーリングする(解像度の高い画像に引き延ばす)際の画像補完技術です。
ディスプレイの解像度に満たない画像や動画でも、拡大した時に違和感なく再生させるための技術で、テレビの分野で進んでいます。
PC用液晶ディスプレイでは、画像の入力から表示までに速い応答速度が求められるため、テレビのような、応答速度が遅くなりがちな高度な超解像技術を採用するものはありません。
コストの問題もあるかと思います。
そのため、PC用ディスプレイの超解像技術はテレビのものと比較して簡易的なものとなります。
低解像度の画像を扱う事があるのであれば、超解像技術はあれば便利かもしれません。
特にゲーム画面で効果があるようです。
そのため、店頭での比較用のデモでは効果の高いゲーム画面を映していると思います。
前述したASUSのVividPixelよりは、より低解像度の画像の補正に向いている機能かと思います。
ただし、実際にどの程度効果があるのかは分かりません。
ネット上では、効果が無いという意見の人も、効果があるという意見の人もいます。
店頭でのゲーム画面のデモを見ると、結構違っているのが分かるので、やはりゲームには良いのだと思います。

PC用のグラフィックボードでも超解像技術と似た画像補正機能は付いています。
また、動画再生ソフトの中に、超解像技術またはそれに似た技術を使えるものがあります。
仮に本格的に画像補正して再生したいのなら、それらの機能を使えば良く、そうするとディスプレイ付属の中途半端とも言える超解像技術は必要無い部分もあるかもしれません。
ただし、グラフィックボードの機能は特定の動画及び画像にしか作用しない(動画再生支援機能に対応したアプリ——動画再生ソフト、FLASH動画や3Dゲームなど——上でのみ動作)というデメリットがあります。
しかし、Windows10からはグラボによる再生支援に対応したアプリが増加しているようです。

色々と書きましたが、私は素人なので超解像技術の詳しい事は分かりません。
私の知り得た情報を可能な限りまとめているのみです。

広色域ディスプレイについて

安い液晶ディスプレイの中でも広色域をうたう商品が出てきています。
しかし、sRGB比で色域が広いほど、発色が鮮やかになる代わりに色の正確性は落ちます。
本来よりも色が濃く表示されるということです。
広色域のほうが映像が綺麗だと感じる人が多いようですが、あまり広色域すぎると映像によっては不自然になりかねませんし、注意すべき点だと思います。
調節で色の濃さを抑える、ということも難しいです。
ディスプレイ付属のICCプロファイルをWindowsに適用すれば、カラーマネージメントに対応しているソフトでの画像・映像のみ、色味が補正されてより正確な色表現をできるようになります。
しかし、カラーマネージメントに対応していないソフトも多いので、より正確な色表現ができるソフトとできないソフトが混在することになります。
これはWindowsの欠点であり、Macの場合は広色域ディスプレイを導入しても全てのソフトでより正確な色表現ができます。

安価なディスプレイで特に広色域なものとしてPhilipsの「E-Line 246E7QDSB/11」があり、レビューを見る限りでは映像が綺麗で価格が安いことから人気なようです。
しかし、上記のような理由から私はこれを一概には薦められないと思います。
Philipsへの信頼性もこの商品を見た時から揺らぎ(もともと特別に信頼はしていないものの)、色の表現に関する何の説明もないままにこういう商品を出すような、やはり「普通」の企業なんだなと思いました。
一番疑問に思うのは、商品ページにて「広色域だから色の再現性が高い」というような宣伝文句を記載していたことで、何の根拠があってそんなことを書くのかなと思いましたが、自然風景に関しては、パソコン上の画像データの色味を正確に表現するよりも濃い目に表現した方が、実際の風景に近く見えるということを言いたいのかもしれません。
いずれにせよ不正確で誤解を招く宣伝文句だと感じます。
もっとも、だからと言ってPhilipsの製品の全てが駄目だと思っているわけではありません。
単に商売っ気がある普通の企業ということで、他社に比べて特別品質面で劣っている根拠にはなりません。
広色域ではない普通のパネルを採用したものであれば万人に薦められる選択肢になると思います。

ゲーム用のTN液晶ディスプレイに関しては、ゲーミングPCの選び方内のゲーム用液晶ディスプレイ(ゲーミングモニター)でおすすめを紹介しています。
ここではIPS液晶とVA液晶のおすすめをいくつかピックアップします。
画面の大きさは21.5型がややコンパクト、23~24型が通常、27型が大きめという分類になると思います。
ここでのお薦めでは、手ごろな価格の21.5型と、標準サイズの23~24型を取り上げます。
また、壁掛けやモニターアームへの取り付けを検討しているなら「VESAマウント対応」のものを、ディスプレイにスピーカーが内蔵されていた方が良い場合はスピーカー内蔵のものを選択します。
ディスプレイ内蔵のスピーカーは音質が悪い傾向にあるため、スピーカーが必要な場合でも別途スピーカーを購入してパソコンと接続すればより良い音質で音を鳴らせます。
デジタル映像入力が2つあるモデルもあり、この場合パソコンとゲーム機を同時にディスプレイにつなげるといったことができます。

IPS液晶

IPS液晶では普及価格帯の場合、AH-IPSパネル採用モデルが一番良い選択肢です(主流です)。

ASUS製の23型または21.5型
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次に、やや安価なLG製の23.8型
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LG製の21.5型
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※デジタル映像入力1つのみ

Philips製の23型
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現在12980円
※ソフトブルーテクノロジーにより、色味が少し変わっている可能性に注意。

少々高いかもしれませんが、Viewsonic製
http://kakaku.com/pc/lcd-monitor/itemlist.aspx?pdf_ma=233&pdf_Spec030=1&pdf_Spec038=1

VA液晶

VA液晶ではAMVA+液晶が良いですが、IIYAMAとBenQからしか出ておらず、IIYAMAに関してはパネルの種類が「AMVA」なのか「AMVA+」なのか定かではないため、基本的にBenQがお薦めです。価格も安いです。

23.8型
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21.5型
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BenQのAMVA+モニターはNTT-Xストアで時々安く売られます。

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