オリーブオイルは食用としてドレッシングなどに使えますし、個人的にはマッサージオイルにも使っています。
今回は個人的な選び方のポイントと、それを踏まえたおすすめの商品について書いていこうと思います。
特に私が注目して欲しいのは、鮮度です。必ずしも注目されない点ですが、個人的にはここにこだわることが大事だと思います。
鮮度を測るポイントは主に「酸度」「原産地からの輸送方法」です。
おすすめの商品については、なるべく手頃な価格なものを挙げます。
まず断っておきたいのですが、オリーブオイルの味を中心としたレビューではありません。
味について触れる部分もありますが、そこまで味を比較した経験が無いので詳しいレビューは書けません。
今回は主にオリーブオイルの鮮度と品質についての記事となります。
オリーブオイルの中でも主にエクストラバージンオリーブオイルについての記事となります。
それでは、個人的な選び方のポイントを挙げます。
酸度
エクストラバージンオリーブオイルは、精製や化学処理されていないオリーブオイルの中で「酸度」が0.8%以下のものを言いますが、日本にはその規格が無いので「酸度」が0.8%より高いものでもエクストラバージンオリーブオイルと表記して売っている可能性があるようです。
「酸度」とはオリーブオイルが瓶詰された時の鮮度を表すもので、その数値が低いほど新鮮な状態のオリーブオイルが瓶詰されたと考えられます。
オリーブを収穫してから絞るまでの時間が短いほど酸度は低くなるようです。
油脂の鮮度というのは人間の体にとっては重要で、古い油を摂取することは健康上好ましくないと思っています。
鮮度の基準として「酸度」は指標の一つになると思います。
原産地からの輸送方法
瓶詰された時点では新鮮でも、その後の輸送時や保管時の環境が悪いとオイルは劣化します。
これは私が一番懸念している部分です。
ヨーロッパから日本へは通常、安価な製品の場合は船便が使われますが、日数にして45日ほどかかるようです。
ネット上の情報ではこの間赤道付近を通過するらしく、コンテナ内の温度が高くなる可能性があるようです。
船便でも冷蔵便(15~18℃程度の定温輸送)というのがあり、これはリーファーコンテナと言いますが、コストは少し高くなりますがこれで輸入している会社もあります。
また、コストは最も高価ですが航空便を利用したものであれば最も鮮度が保たれていると言えそうです。
私は、鮮度の良いオリーブオイルを入手するために、このリーファーコンテナか航空便を利用して輸入したという表記のあるものを選びたいと思っています。
遮光瓶に入っているか
たまに遮光瓶では無い透明瓶に入っているものも見かけますが、それには少々疑問を感じます。
恐らく鮮度にはあまり影響が無いという判断なのでしょう。
遮光瓶では無いからと言って、鮮度の管理が疎かになっているとは言い切れませんが、鮮度をしっかりと管理しているという情報が特別見当たらない会社のオリーブオイルは避けた方が良いかもしれません。
オーガニック(有機)認証の有無
これは値段との相談、または人の好みでもありますが、余裕があればオーガニック(有機)認証のあるものを選ぶと良いと思います。
早摘みかそうで無いか
オリーブが熟す前に取った早摘みのオリーブを絞った製品と、そうでない製品があります。
早摘みのオリーブオイルはオリーブから取れる油の収量が少なく、一般に高価であるようです。
抗酸化物質であるポリフェノールが多く、オリーブの青臭さや苦味が強いようです。
対して、より熟したオリーブを絞ったものは、味もマイルドになるようです。
しかし完熟オリーブオイルは少なく、多くの製品は完熟前の任意の時期に収穫しているようです。
収穫時期による違いは好みの問題かもしれません。
もちろん、味の違いはそれだけでは無く品種の違いによっても表れます。
ざっとオリーブオイルを選ぶポイントを挙げました。
何故私が「鮮度」にこだわるようになったかと言うと、たまたま私が海外から個人輸入したオリーブオイルが古くなって酸化しているようなものだった、という経験が発端です。それは風味が弱く、香りに油っぽい感じがあり、今まで買っていたオリーブオイルとは別物でした。賞味期限内だとしても、これだけ油の風味が変わるのかと思いました。
調べていくうちに、オリーブオイルを始めオイル類はさほど鮮度に気を使われていない場合が多いのかもしれないと思うようになりました。
この件をきっかけに、オリーブオイルに限らず、油の鮮度については気を付けた方が良いと思うようになりました。
おすすめの商品
次に、この基準に従って私が選んだオリーブオイルの製品を挙げていこうと思います。
一番ネックなのは原産地からの輸送方法に冷蔵便か航空便を使っているかという点です。
この点をクリアできる製品は、高価な製品ならともかくとして安価な製品にはなかなかありません。
もちろん、コストがかかることなので一定以下の価格の製品にこれを求めるのは不可能ですが、高価な製品であればそもそもこれらの条件をクリアしているのは当然ということで、ここで挙げるまでもありません。
ここでは、価格的に比較的手頃の物の中から条件を満たしているものを挙げます。
そらみつのオリーブオイル
そらみつ株式会社のオリーブオイルです。 そらみつのオリーブオイルは全て原産地から冷蔵コンテナによって輸送されています。
更にメールで問い合わせたところ「酸度」は概ね0.2~0.3%であるとのことです。
その上、価格は250mlが1000円以下で手に入ります。
いくつか種類があり、この画像のものはオーガニックで価格がやや高めですが、オーガニックでは無い商品もあります。
そらみつは近所のスーパーでも取り扱いがありました。
アルベルトさんのオリーブオイル
「アルベルトさんのオリーブオイル」のシリーズです。リーファーコンテナで輸入しているようです。
画像のものはオーガニックで、味はストロングタイプとなります。ストロングタイプで無いものは非オーガニックとなります。
参考URL:https://luccollina.jcity-hikari.co.jp/shopdetail/000000000004/
「アルベルトさんのオリーブオイル」は近所のスーパーでも取り扱いがありました。
トザバラス 飲む オリーブオイル エキストラバージン
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オーガニックではありません。早摘みのオリーブを使っており、酸度は0.2%ほど、原産地から空輸で輸入しているとのことです。
井上誠耕園 オリーブオイル
https://www.inoueseikoen.co.jp/products/list.php?category_id=36
井上誠耕園のオリーブオイルの中で通年で販売しているのは「完熟オリーブオイル」です。酸度0.2%ほど、原産地から空輸または冷蔵コンテナにて輸入しているようです。オーガニックです。
商品の取り扱いは、URLにある公式ウェブサイトまたは数か所の直営店で行っています。東京では渋谷に直営店があります。
イタリア食材の店「イルビアンコ」のオリーブオイル
こちらのお店のオリーブオイルは少々高いのですが、オリーブオイルの鮮度にこだわっており、基本的に空輸によって輸入しています。
完熟とそうで無いもの、オーガニックとそうで無いものが揃っています。
サイゼリヤのオリーブオイル
イタリアンレストラン「サイゼリヤ」で使用しているオリーブオイルもリーファーコンテナで輸入しているようです。店頭で購入することが出来ます。オーガニックではありませんが、価格が非常に安いです。
参考URL
https://www.saizeriya.co.jp/selection/italia/popup02.html
https://www.saizeriya.co.jp/corporate/effort/taste/oil.html
ワインショップ「ヴェリタス」のオリーブオイル
リーファーコンテナで輸入しているようです。オーガニック製品の取り扱いもあります。
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