ヘリテージ(Heritage Store)はエドガー・ケイシー関連用品を販売する会社として有名です。
その商品の中で「オーラグロー(オーラグロウ, Aura Glow)」という商品がありますが、これはエドガー・ケイシーのレシピに基づいて作られたマッサージオイルであるということです。
具体的にはピーナッツオイルとオリーブオイルを半々ずつ、またはピーナッツオイルを多めに混合し、少量のラノリンを添加したものとなります。
以前、私はこのヘリテージ社のオーラグローを購入した経験があるのですが、これは精製済みオイルなのではないかという風に感じました。
オリーブまたはピーナッツの香りが薄く、色も薄めでした。
ただ、それは直ぐに捨ててしまったので詳細なレビューは出来ません。
エドガー・ケイシーの推奨するオイルは未精製のものです。
この件についてヘリテージ社にメールで問い合わせてみたのですが、この件については電話でしか答えられないと言われ、英語で話せない私はそこで断念しました。
電話でしか事実を言えないというのもかなり疑わしく感じてしまう要因であり、公式ページにも少なくとも未精製であることは書かれていません。
事実をはっきりと確かめることは出来ませんでしたが、注意すべきこととしてここに書き留めておきます。
しかし、ヘリテージ(Heritage Store)以外でオーラグローと同じ配合のものを入手するとなると、私が知っているのはテンプルビューティフルの販売する「大地と光のマッサージオイル」や、トータルハーモニーで扱いのあるBaar社の「ボディービューティフル」などです。
大地と光のマッサージオイルはかなり高価になりますが、少なくとも未精製オイルだと思われます。ただし恐らく原料のピーナッツオイルに関しては未精製ではあっても生(非加熱)ではありません。非加熱が良いと思う理由は、未精製・非加熱(生)のピーナッツオイルの入手先【マッサージオイル】【ケイシー療法】 に記述しています。
Baar社のボディービューティフルはおそらく精製オイルでしょう。なぜなら同社の製品であるピーナッツオイルは精製オイルだからです。
私のお勧めは、自分で材料を入手して調合することです。
詳しくは、前述の未精製・非加熱(生)のピーナッツオイルの入手先【マッサージオイル】【ケイシー療法】、 およびオリーブオイルの選び方のポイントは鮮度 を参考にして下さい。
オーラグローは、ピーナッツオイルとオリーブオイルの混合が基本となっていますが、一番難しいのはピーナッツオイルの選定です。
ピーナッツオイルは「未精製」かつ、出来れば原料が「非加熱」であるオイルが望ましいと私は考えていますが、そのようなピーナッツオイルを使用した「オーラグロー」や類似品は存在しないのでは無いかと思います。
そのため、出来るならば自分で原料のオイルを選び、調合することが良いと思います。
この件に限らずヘリテージ社の商品というのは安価なのですが厳密にエドガー・ケイシーの指示に従っていない事が多いように思うので、注意が必要だと思います。
有名なひまし油(キャスターオイル)についてもヘリテージの商品は精製済みオイルである可能性が高いです。
他には、ローズウォーターについてもエドガー・ケイシーの意図したものは恐らくローズの蒸留水なのだと思いますが、ヘリテージの商品はローズ精油を溶かしこんだものとなります。ただ、安価なこともあり私はこれを購入しています。
勿論、レシピとあまり違わずに作られた有用な商品もあると思います。
ヘリテージ社のオーラグローやひまし油はエドガー・ケイシー療法に使うオイルとしてとても人気ですが、エドガー・ケイシーは基本的に未精製のオイルを推奨していますし、感覚的にも植物のエネルギーを取り入れるなら未精製のほうが良いというのは理解できると思います。
しかし、マッサージオイルには精製オイルを使用したほうが使用感が良いというのはあるのかもしれません。
それに、精製済みオイルであっても一定の効果はあると思います。
その辺りは個人の判断によるのだと思います。
ただ、ヘリテージ社が情報公開をしていないという点を私は問題視し、ここで注意を促したいと思います。