農薬と化学肥料

2016/05/10

健康・自然療法

農薬

食品添加物と同時に、残留農薬も問題となります。
農薬使用量は少ない方が、食物にとっても良いし、人の体にとっても良いです。
農薬による土壌汚染も懸念されます。

時々「特別栽培」と書かれた農産物があると思います。
農林水産省のホームページによると、特別栽培農産物とは、「その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。」との事です。
減農薬にこだわったお店では、もっと高いレベルの減農薬基準を採用しているところが多いと思います。

有機栽培の「有機」は、JAS法で認められた場合にのみ表記できる名称です。
簡単に言うと、3年以上無農薬、化学肥料不使用の土地で栽培された農産物の事を言います。
有機農産物であれば高い安全性があると言えますが、それなりに値段も高いです。
また、有機という名称が無くとも、無農薬栽培されたものは多く存在します。
JAS法による認定を受けるには大きな金銭負担をしなければいけないらしく、そのため、全ての無農薬農産物が「有機」を名乗れている訳ではありません。
JAS法の有機認定マークが商品についていれば大きなブランド力となるでしょうが、その裏で大きな金銭負担を強いられるため、それが商品価格に転嫁されやすくなります。
勿論、認定マークを付ける事で売り上げが伸びれば転嫁しなくても大丈夫になるので、一概には言えません。

最近ではスーパーでも有機農産物を置いているところがあるので、それを利用するのも良いと思います。ただし、大抵は人気が無く、品物の回転が悪いので、長期間放置されて鮮度が落ちている事があります。
葉もの野菜であれば特に注意が必要です。
先が黄色くなっているものは避けた方が宜しいかと思います。

化学肥料

化学肥料についての科学的な、もしくは経験則的な知識は無いので、詳しい説明はできません。
しかし、生産性の事だけを考えていれば、それ相応の結果しか出ないという事は分かります。
土壌は勿論、農産物の栄養価にも関わる問題だと思います。

化学肥料を多く使った農産物がいくら安くとも、栄養価が少なければお買い得だとは言えません。
逆に土地や農産物の事を考えて作られたものには、それ相応の価値があります。
高いお金を出して買う嗜好品とは、訳が違うと思います。

農産物の購入先

農産物にこだわった店はローカルなところが多く、ここではそれらは紹介できません。
しかし、生協であれば農産物にこだわったところが多いのではないかと思います。
東都生協や生活クラブ、パルシステムなどです。
ただし、生協は消費者の生活に密着した組織なので、うんと高い価格設定ではありませんし、それだけ減農薬の基準も緩く、他のこだわっているお店と比べても減農薬などの基準は低いです。
ただし、生活クラブの基準は恐らく生協の中では最も高いです。

高い価格設定ですが、よりこだわりの強いところとして、「大地の会」や「ラディッシュボーヤ」などの有名な配達サービスがあります。

個人の農家でも野菜の定期配達サービスを行っている所があります。
ヨドバシドットコムでは、有機野菜の配達サービスを行っています。
http://www.yodobashi.com/ec/feature/500002/index.html
ちなみにヨドバシドットコムは、最近ネット通販に力を入れており、家電以外にも様々なジャンルを取扱い、Amazonに対抗しています。全品配送料無料で、配送もAmazonより早いです。ポイントを考慮すれば商品価格もAmazon並みに安いですが、品ぞろえはまだまだ劣ります。

野菜であれば鮮度も大事です。
時間が経ち、鮮度が落ちると栄養価も落ちます。
配達サービスごとに鮮度の違いがあります。
例えば東都生協は野菜の鮮度にこだわっているように思われます。
野菜であれば、こちらがお薦めかもしれません。

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