油絞り機、または搾油機として、家庭用に比較的安価に販売されているものとしてPITEBAというものがあります。
市販されている搾油機としてはもっとも安価な部類ですが、オランダのメーカーによって作られ、信頼性のあるものだと思います。
私は実際に購入した訳ではありませんが、良さそうに思ったのでここで情報を落としておこうと思います。
自宅で搾油機を使い、油を搾るメリットとしては、なかなか市販されていない油(オイル)を絞れるというものがあります。
また、搾油機で絞った油は未精製のものになります。未精製の油自体、あまり市販されていません。
私が搾油機に興味を持ったのは、完全な未精製の油を入手できること、そして原料に生(非加熱)のナッツや種子を選べることが理由です。
私はマッサージ用のオイルとして未精製かつ原料が生(非加熱)のピーナッツオイルを探していたのですが、日本では入手できないことに気づき、この搾油機に興味を持ちました。
結局、未精製で生のピーナッツオイルは海外から購入できることが分かったので、搾油機PITEBAの購入には至っていません。→未精製・非加熱(生)のピーナッツオイルの入手先【マッサージオイル】【ケイシー療法】
しかし、搾油機を使うメリットとしては、確実に未精製のオイルを入手できることです。市販のオイルでは、どこまで完全な未精製かつ生(非加熱)なのかは実際のところ、分かりません。
本物の未精製のオイルがどういうものかが一度分かってしまえば、市販のオイルのことも分かるかもしれませんが、市販品だけ買っていてもそれが分かり辛いというのはあると思います。
PITEBAはエクスペラー式という搾油方式の搾油機になります。
エクスペラー式とは、連続圧搾とも言われ、回転するスクリューで原料を押しつぶすことで効率良く搾油できるという方式です。
その代わりに摩擦熱が生じますので、搾油過程である程度の熱が生じます。しかし、それでも低温圧搾の範囲には収まるということです。
日本で伝統的に使われる玉締め法という搾油方式もあり、これは直圧式で、摩擦熱が生じないために完全な非加熱で搾油できますが、搾油率は落ちます。また、これに用いる器具の価格はかなり高くなります。
恐らく、家庭用で使用する最適な選択はPITEBAだと思います。
PITEBAは、搾油率を高めるために外部からランプで加熱できるようになっていますが、これは必ずしも必要という訳では無く、公式ページを読む限りでは熱帯地方(25℃以上)では特別必要が無いようです。
また、加熱したとしても低温圧搾(40℃以下)には収まると書いてあります。
加熱したほうが搾油効率は上がりますが、この辺りは任意で行えば良いのではないかと思います。
購入先について述べます。
現在日本ではAmazonでの購入(【PR】PITEBA(ピテバ)卓上油搾り機 手動式)が17800円で最安となっていますが、オランダの公式ホームページ(https://www.piteba.com/en/)から直接買うほうが安いです。
特に、器具をテーブルに固定するためのマウンティングセットも購入する場合は公式から買うほうが安くなります。
マウンティングセットは恐らくあったほうが良いと思います。固定するものが無いと、絞りにくいと思います。
日本のAmazonでこれらを購入する場合は、17800円(本体)+5200円(マウントセット)で23000円になります。
それに対して公式ホームページだと、80.20ユーロ+20.02ユーロ+28.14ユーロ(送料)で16000円程度(2019年現在)となります。
もちろん、機器の保証のことを考えると日本で購入したほうが安心はできるかもしれませんが、そこまで壊れやすい部類の製品では無い気もするため、公式ホームページから購入することを紹介いたしました。
オリーブを絞る場合は別途器具が必要です。
個人輸入品の関税と日本国内消費税については、商品代金(送料除く)が16666円以内であれば基本的に免除になりますが例外もあるので税関に問い合わせた方が良いかもしれません。