国産天然胡桃のレビュー(オニグルミ・ヒメグルミの比較・割り方など)

2023/04/18

健康・自然療法

国産かつ無農薬のナッツはそう多くはありませんが、天然物の胡桃はその一つです。
殻付きの天然物胡桃は比較的安価に手に入ります。
ただ、殻を割るのが大変では無いかという懸念もあると思います。今回、それを含めてレビューしてみます。

天然胡桃にはオニグルミとヒメグルミがあります。
見た目は、オニグルミのほうが大きく、表面がごつごつしています。殻が厚いです。それに対してヒメグルミは小さめで、綺麗な肌をしています。殻は薄いです。
ヒメグルミのほうが小さめにも関わらず、中身の可食部はヒメグルミのほうが少ないという感じはありません。殻が薄いので、相対的に中身が多くなります。
そのため、オニグルミ・ヒメグルミが同じ重量であれば、中身の量はヒメグルミのほうが多いです。
味に関しては、私は主に生で食べているのですが、オニグルミとヒメグルミの違いは分かりません。生では淡泊ですが、火を通すと少し風味が出ます。
私は胡桃の栄養や油脂の酸化を考えて生で食べています。クルミの油脂は酸化しやすいです。ですが、加熱でもすぐに食べるのであれば問題はあまり無いかと思います。

次に、殻を割る方法についてです。私は古澤製作所の「和くるみ割り器」を使用しています。以下の製品です。

この製品は有名だと思います。類似品は他にもありますが、レビューを見ると、小さい胡桃に対応できないというレビューもあったりするので、この製品が無難かと思います。
和くるみ割り器には歯が付いており、これを、胡桃の縦の溝(割れ目)に当てて力を加えることで割ります。そのため、単に圧力を加えるだけのくるみ割り器よりも綺麗に割れるものと思われます。

ただし、これも万能ではありません。
オニグルミの場合、生でも大体はこれで割れますが、2割くらい、普通には割れない個体があります。それは溝の辺りが出っ張っている個体です。こういう個体を割ろうとすると、出っ張っている部分が破壊されるだけで、本体は割れません。ただし、それでも何回か試すことで割ることはできます。他の方法として、胡桃をフライパンなどで炒ることで溝が開き、簡単に割れるようになります。予め浸水させた後、フライパンで炒る方法が良いようです。
ヒメグルミの場合は、まず溝に歯をはめるのが難しい個体が多いです。正確な位置に歯を当てないと失敗します。溝が細いか全く無く、更には溝周辺が山のように盛り上がっている個体があるため、歯が横滑りする事が多いです。それでも何とか割ることは可能です。正確に刃を当てられれば簡単に割れます。
結論を言うと、オニグルミもヒメグルミも割りやすさは一長一短です。
また、割る際は飛び散らないように、袋の中などで行うのが良いと思います。

和くるみ割り器で割ると、殻は2つに割れます。そこから中身を取り出す必要があるのですが、これにも作業が必要です。
古澤製作所の「和くるみ割り器」には、「ほじくるみん」という、中身を取り出すための道具がセットになっているものがありますので、こちらがお薦めです。「ほじくるみん」で、胡桃の尻のほうからほじるのが上手く行きやすいと思います。無理に奥まで突っ込まず、程々のところでほじります。
綺麗な状態で取りだすのは無理です。どうしてもバラバラ・粉々な状態になります。私は、これをスプーンですくって食べています。
加熱した方が、中身がバラバラになりにくく、取り出しやすいようです。
ほじり出す作業は、オニグルミのほうが少しやり易いです。隙間が広めだからです。
注意点として、ほじり出した中身に殻も混ざると歯をガリっといってしまいますので、殻が混ざっていないかは要確認です。色が違うので、判別は難しくないと思います。白または茶色をしているのが身の部分で、赤茶っぽいのが殻です。

和くるみ割り器の他には、マカダミアナッツ用のクラッカーも利用できるのでは無いかと思います。ただしこれはどのような割れ方をするのか、分かりません。

以上のように、胡桃を割るのは結構大変だと思われるかもしれませんが、個人的には慣れです。胡桃数個を割って中身を取り出すまで、5~10分くらいです。
これが大変なら、中身だけの商品を購入することも出来ます。ただし値段は高くなります。

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