【検索エンジン比較】Googleへの疑問 - BingやDuckDuckGoとの違い

2021/08/25

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目次

はじめに(結論)

Googleはサイトの品質を測る独自のフィルターが強く働いています。それが機能して低品質なサイトが除外される一方で、有用なサイトも除外してしまっている面があります。大きな点として、社会的に一定の知名度のある運営者のサイトや大規模なサイトが上位表示されやすく、一般個人のサイトが下位表示または除外されやすくなっています。
一方でBingDuckDuckGoではそのようなフィルター機能は少なく、単純に検索キーワードと記事内容の関連性によって検索結果を表示する傾向があると感じます。そのため、低品質な記事も表示される一方で有用な記事の除外も少ないという傾向にあるのではないかと思います。
Googleによる、サイトの品質を測る試みそのものは挑戦的で良いことだとは思うのですが、現時点ではそれを正確に測る技術は無いし、品質の判断は人によって異なることもある点が重要だと思います。しかしGoogleは、その本来難しい品質判断を恣意的・一律的な基準に基づいて(いわばレッテル貼りによって)行ってしまっており、その結果として検索結果から多様性が失われているように思います。

※当記事には私の主観も入っています。Googleはアルゴリズムを公開していないため、Googleについて正確なことは言えません。あくまで私の経験や調査に基づいたものです。

主な検索エンジンの紹介

BingはMicrosoft社の検索エンジンで、ブラウザーのEdgeの標準です。
DuckDuckGoもアメリカ企業の検索エンジンで、VivaldiやTor Browserの標準であり、プライバシー保護を重視しているものとして有名です。Bingをベースにして独自のアレンジを加えており、Bingに近い検索結果となります。なのでこの記事ではBingとDuckDuckGoは同じグループとして扱います。
Yahoo! JAPANについてはGoogleをベースにしているためGoogleとほぼ同じです。
このように検索エンジンは主にGoogle系とBing系に分かれます。
Google系とBing系では検索結果がかなり異なります。
その他の検索エンジンとしてEcosiaとStartpageがあり、これらについては後述します。

Googleへの疑問のきっかけ

私のブログ記事がなぜか上位表示されにくい

私は最近になってGoogleの検索結果に疑問を持ったのですが、それは私のブログ記事がなぜかGoogleでは上位表示されにくいことに気づいたことがきっかけです。逆にBingとDuckDuckGoでは上位表示されやすいです。
私のブログでは基本的に既存のネット上に無い情報の発信を行っており、それについてのキーワードで検索すれば上位表示されても良いだろうと考えるのですが、Googleでは上位表示されるどころか検索結果から除外されている(検索圏外になっている)ことも多く、関連性が薄いか内容の薄い記事ばかりが並ぶ状態が散見されます。検索結果から除外されている記事は、内容の薄い記事ではなくむしろしっかりと書いた記事が多く、なぜそれらが除外されているのかは本当に疑問です。

例えば私のブログに「IB証券の取引所手数料について」という記事があるのですが、「IB証券 取引所手数料」と検索しても、Googleでは5ページ目でようやく表示されます。3ページ半ばまではIB証券の公式サイトのページだけが並び、その中で関連性のある記事もありますが、それを除けば私の記事が初めて関連性のある記事になります。BingとDuckDuckGoではそれぞれ3位、5位に表示されます。

雑所得と株式の損益通算をする方法」という記事については、Googleで「雑所得 株式 損益通算」と検索しても少なくとも100位以内には表示されません(=圏外)。このキーワードに関する記事は私の記事くらいしか無いはずですが、関連性の薄い記事しか表示されません。BingとDuckDuckGoでは1位に表示されます。これは税制と関連のある記事なので、Googleでは特に、専門家でも無い個人のサイトへの評価が厳しいです。

「IB証券の注文方法(TWSの使い方)」という記事については、「IB証券 注文方法」で検索しても私の記事は除外されています。しかし、検索結果の最後のページで「最も的確な検索結果を表示するために、上の 74 件と似たページは除外されています。検索結果をすべて表示するには、ここから再検索してください。」という表示があったので、その通りに再検索したら、検索結果の1ページ目に私の記事が表示されました。
この記事は他の記事と似ているどころか他の記事に無い情報が中心であり、「IB証券 注文方法」に関する数少ない記事です。この記事はBingとDuckDuckGoでは検索結果の1位に表示されます。

同義語の検索で全く異なる検索結果が出る

もう一つ疑問に思うのが、同義語の検索で全く異なる検索結果が出ることです。
ほぼ同じ意味でも別の表現にして検索すると、上位表示されていた記事がいきなり検索圏外になったりします。私のブログ記事でも特定のキーワードで検索するとかなり上位表示されるものもあるのですが、少し検索キーワードを変えるだけで検索圏外になったりします。これはGoogleでもBingやDuckDuckGoでも同じなのですが、Googleでおかしいのは、記事タイトルに含まれている語句の範疇で検索キーワードを変化させてもこのようになることです。

例えば、「Firstrade証券、およびIB証券について」という私の記事があるのですが、「Firstrade ib証券」で検索すると2位に表示される一方、「Firstrade証券 ib証券」や「Firstrade ib」で検索するといきなり検索圏外になります(なぜか他のサイトの表示順はほぼ変わっていませんでしたが)。他にも、「オプションキャッシュフロークラブ(OCFC)のレビュー」という記事は「オプションキャッシュフロークラブ レビュー」で検索してもなぜか圏外ですが、「オプションキャッシュフロークラブ OCFC」や「OCFC レビュー」だと上位表示されます。
この「オプションキャッシュフロークラブ」についても、これに関する情報は公式ページを除けば私の記事くらいなのですが、検索結果から除外されるのは明らかにおかしいです。
基本的には、同義語・類義語を把握して検索結果に表示させる能力は、Googleのほうが優れているように感じます。しかしこのような謎の挙動のために一概にGoogleのほうが良いとは言えない気がします。
Googleは検索結果を操作し過ぎているように感じます。それが良い結果になることもあれば、この例のようにおかしい結果になることもあるということだと思います。

新しいブログが全く検索結果に反映されない

私は現在、新しいブログ(新しいドメイン)へとブログへ移行している最中なのですが、新しいブログで書いた記事は数カ月経っても全くGoogleの検索結果に反映されません。反映されない以前に、クロール(巡回)に来てくれません(考えられる対策はしていますが)。
BingとDuckDuckGoには、新しいブログの記事でもすぐに反映されています。
Googleはサイトや記事によって、クロール頻度の落差が非常に大きいです。私の古いブログの方でも、Googleから上位表示されている(評価されている)記事へのクロールは高頻度(数日に一回)なのですが、そうで無い記事は数カ月に一回というものもあります。
それに対してBing(DuckDuckGo)は、どの記事も割と平等に素早くクロールされている感じがあります。
この事から見るに、やはりGoogleは独自の判断を強く押し出している印象を受けます。それが公平な判断であれば良いのですが、私からは非常に自分勝手に見えます。

このように、Googleのアルゴリズムには理解に苦しむ、予測不可能な振る舞いが多いです。

次に、これらの検索エンジンの違いについて、より詳しく見ていきます。

GoogleとBingやDuckDuckGoとの違い

Googleの品質評価

Googleは品質の高いサイトを上位表示することに力を入れており、そのために単純に記事内容を評価するのではなく、他のファクターにも重きを置いています。検索結果では、個人のブログ(非ビジネス目的の小規模なブログ)や雑記ブログよりも、企業サイトや専門サイト(専門家が執筆しているサイトや、一つのジャンルに特化したサイト)が上位に表示されやすいです。
検索ワードとの関連性が高い個人サイトよりも、関連性の低い企業サイト・専門サイトのほうが上位表示される傾向にあります。
実際にGoogleは「専門性・権威性・信頼性」(E-A-Tと呼ばれます)という基準を設けており、この影響が大きいと思われます。大雑把に言うと、社会的に知名度のある人や企業のサイトを上位表示するようになっています。そのため一般個人のサイトでは上位表示は難しくなっています。
また特にYMYL(Your Money or Your Life)といって、人々のお金や生活に大きな影響を与える分野(金融・法律・医療・健康・政治など)ではこのE-A-Tという基準が重要視されますので、非専門家の個人の記事は除外されることが多いです。
企業サイトや専門サイトが必ずしも質の高い記事を書いているとは限らないし、個人サイトにも有用な記事は沢山あるので、私はこのような基準は恣意的に過ぎると感じています。こういうサイトは品質が高い、こういうサイトは品質が低いというレッテル貼りをしてしまっています。

Googleはこれ以外にも様々な品質評価基準を積極的に取り入れていますが、総じて同様の問題が起こっているように思います。一律的・恣意的な価値基準により、品質が悪い記事を除外すると同時に品質が良い記事も除外してしまっています。逆に品質が良い記事を上位表示させると同時に、品質が悪い記事も上位表示させています。
質の悪いフィルターを躊躇なく使用しているのがGoogleの特徴だと言えます。

Googleの評価基準(E-A-T)が問題となる例

例えば企業であれば専門家にお金を払って記事を執筆してもらえば上位表示を狙えますが、非ビジネス目的の個人はそんなことはしません。専門家の記事は情報の正確性は高いかもしれませんが、仕事として書いているだけであれば内容は薄いかもしれません。逆に個人が誰かの役に立てばと思って書いた記事のほうが良い記事である可能性は十分にあります。

YMYLで特に重視される医療分野では、医師や医療機関の情報のみ信頼するようになっています。確かに情報の正確性が重要なのは分かるのですが、一方で個人による病気の経験談など参考になる記事も多いはずですがそういうものは除外されます。また、西洋医学に偏重し、東洋医学や自然療法系は表示されにくくなる懸念があります。

Googleによる「専門性」の判断基準の一つには「特定のジャンルの記事が一定数以上ある」というようなものがあります。私のブログに関して言えばネット上に無い情報を中心に記事にしているため、結果として記事数は増えませんが、必然的にそのほとんどがオリジナル性の高い記事です。逆に記事数を増やすにはネット上に既にあるような情報の記事ページを作らないといけない可能性が高くなります。また、ネット上に既にある情報の記事を作るようなサイトというのは、人の役に立つ目的というよりは集客目的のサイトの可能性が高くなると考えます(ただ、自社のことを知ってもらうという点ではそのようなページを作る必要性があることは理解できます)。つまり、このような「専門性」の基準を設けると検索結果の上位にはオリジナリティの低い、似たような内容の記事が並ぶ可能性が出てきます。

Googleの価値観

問題のE-A-T(専門性・権威性・信頼性)やYMYLについてを含んだGoogleの評価指針についての資料は英語かつ難しいのでここでは紹介しませんが、端的にGoogleの価値基準の在り様が分かるものとしてGoogle が掲げる 10 の事実というものがあります。
これを読んで私はやはり恣意的な価値基準がいくつかあると感じます。

「1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。」については専門性を重視するGoogleの価値観を裏付けるものですが私は必ずしも賛成はしません。というよりもGoogleの言うところの「専門性」の定義が狭いとも言え、例え公的な専門家で無くても記事数が少なくとも専門性のある記事は書けますし、逆にGoogleの言う専門性の高い記事のほうが内容が浅いことも多いです。また専門性はなくてもオリジナル性の高い有用な記事もあります。

「ウェブ上の民主主義は機能する。」については、要するに他サイト等からリンクを貰った数(被リンク数)が多いほど評価されるということですが、被リンク数が多いことが品質が高いというのは短絡的だと思います。仮に、リンクを貼る行為がリンク先を評価してのことである場合が多いと仮定しても、多数から評価されている記事が品質が高いという理論となれば少数派は除外されるので多様性を失わせる懸念があります。この理論がある程度は成り立つことは否定しませんが、この理論を理念や原則として掲げるのには疑問があります。
実際の例ですが、私は旧ブログ(ココログ)からBloggerへ移行して一年以上経っているのですが、Googleでの表示順位を大きく落としました。ココログでは自動的に他のユーザーのブログから被リンクが張られる仕様があったため、おそらくその事で評価を高めていたと想像します。しかし当然、記事の品質とは何の関係もありません。
また、被リンクだけではなく、繰り返しアクセス数が多いサイトが評価される仕様があるようです。要するにリピーターが多いサイトが評価される仕組みですが、そうするとやはり、記事数の多い、カテゴリ特化型サイトが評価されることになります。一つのカテゴリにつき記事数が少なければ繰り返しアクセスする必要も少なくなりますし、欲しい情報が入手できた時点で再度アクセスする必要も無くなります。
私のブログはそのような目的で作っています。欲しい情報がなるべく一ページ内で入手できるようにしていますし、すでにネット上にある情報を書く気はないので無駄に記事数を増やしません。
しかし、このようなサイトはGoogleは評価しないようです。

Googleは多数派主義や権威主義の思想を持っているとも言えます。
多数派主義については、一つは「大勢から評価されている人や企業のサイトのみ高く評価する」姿勢です。Googleは、既に社会的に認知されている人や企業のサイトを上位表示し、それ以外は上位表示しません。社会的に認知されていない人のサイトは信頼性が低いと判断します。
多数派主義だと言えるもう一つの側面は、Googleは統計上の傾向を重視しているように見えることです。例えば「専門サイトは品質が高いことが多い」「被リンクが多いサイトは品質が高いことが多い」からそれらを評価していると思われる訳ですが、統計上の傾向に当てはまらない例外を無視する形になっているので、そういった少数派を除外した多数派主義であると言えます。

権威主義については、資格や経歴、高い認知度などを持った専門家や公的機関への高い評価と、それ以外への低い評価との格差が強いからです(特にYMYLの分野)。

重要なのは、何が良い記事で何が悪い記事かという価値判断を、特定の誰かが自分だけの基準に基づいて行うと、独善的・恣意的な価値判断になり多様性が失われるということです。
世の中には様々な価値観が存在するのに、Googleは自分の価値観を利用者に押し付けており、利用者はGoogleの見せたいものを見せられている感じがあります。
特に検索エンジンには独善に陥らない公平さが求められると思います。

同義語・類義語の推測

他の要素として、同義語・類義語を推測して検索結果に表示させる能力(ユーザーの検索意図を把握する能力)についてはGoogleのほうが優秀だと感じます。ただ、Googleでも機能しない時は機能しません。
また、実際は同じ意味であっても表現が違えば求めている情報が違うことがあるという考えの下で、あえて同義語・類義語を同じものとして捉えていない部分もあるようにも感じます。
もし同義語・類義語が思い付くのであれば、自分でそれらを入れて検索したほうが良いと思います。例えばGoogleであれば「OR」を間に入れて単語を検索すると、どちらかの単語に関連した結果が表示されます。

Googleについてのまとめ

まとめるとGoogleでは以下のような利点・問題点があると思います。
利点
・情報の正確性・信頼性の高い記事が上位表示されやすい
・良質な専門サイトが上位表示されやすい
・類義語の推測が得意なように感じる
問題点
・集客目的のサイトが上位表示され個人の非営利サイトが下位表示されるため、内容の薄い記事・オリジナリティの低い記事・ショッピングサイトばかりになりやすい
・有用な記事が多く除外されている(特に個人サイト)
・Googleの価値基準が強く反映されるため、検索結果から多様性が無くなる

BingとDuckDuckGoについて

BingとDuckDuckGoは、Googleと反対です。Googleほど強い価値観や思想を前面に出してくる印象はありません。
企業のページを上位表示させようという感じは受けません。その代わり、個人のブログが上位表示されやすいです。信頼性の低い記事も上位表示されることは多いのかもしれませんが、記事の取りこぼしが少ない、つまり検索ワードに一致した記事であれば検索結果に表示されやすいという傾向があるように思います。キーワード主義が強いとも言え、記事の中に検索キーワードがあることが重要になっているように思います。Googleの場合は逆にキーワード主義が弱く、キーワードの一致よりも独自の品質フィルターによって検索結果がかなり左右されます。

どの検索エンジンを使うか

Googleは確かにアルゴリスムの技術的には一日の長があり、ユーザーの検索意図を把握する能力(類義語の推測能力)は優れているように感じますが、一方で独自の価値観フィルターによって有用なサイトも多く除外してしまうという大きな欠点があります。
ネット上の情報の信頼性を自分で判断できないからGoogleに判断を任せたいという人であればGoogleは合っていると思います。ただし情報の正確性の高い記事が上位表示されるのはあくまで傾向である点と、その裏で多くの有用な記事も除外されているというデメリットは認識する必要があります。
一方で情報の信頼性について自分で判断できる又はしたいという人にとってはBingやDuckDuckGoのほうが良いと感じています。

または併用するのも良いと思います。
沢山情報がある事柄についてはGoogleで検索すれば信頼性の高そうなサイトを選んで表示してくれるので便利かと思います。Google MapやGoogleの店情報などGoogleのほうが使いやすいサービスもあります。一方で、情報が少ない事柄や多様な意見を聞きたい事柄、口コミ情報などについてはあまり強いフィルターで検索結果を絞られても困るため、BingかDuckDuckGoのほうが適していると思います。
また、メタ検索エンジンを使用する方法もあります(後述)。

BingとDuckDuckGoとの比較では、DuckDuckGoのほうが使いやすいかもしれません。
Bingのホーム画面には日替わりで美しい風景画像を載せています。ホーム画面に関してはBingが最も好みです。
しかし検索結果には広告が多く、広告とそうでないリンクへの区別が付きにくいです。これは致命的な欠点だと思います。
DuckDuckGoは検索結果画面のカスタマイズが割と細かく行えるのも特徴です。

EcosiaとStartpage

その他の候補として、EcosiaとStartpageがあります。
EcosiaはDuckDuckGoと同様にBingをベースにしており、広告の煩わしさも無いので使いやすいように思います。ただ私が試したところ、同じ記事が何回も同じ検索結果に表れるという不具合がありました。
StartpageはGoogleをベースとして、パーソナライズ(ユーザー情報に基づいて検索結果を変える)をしない結果を返す検索エンジンです。ただ私が試したところ、パーソナライズの有無とは別に、Googleで除外されていた私の記事が表示されることが多くありました。
Googleとは基本的には同じで個人サイトが下位表示される傾向なのは変わらないのですが、Googleで除外されている記事がStartpageでは除外されていない可能性があります。
そのため、GoogleよりはStartpageのほうがお薦めかもしれません。ただStartpageは少し動作が重たいのが欠点です。SearX(後述)経由で利用すると動作が軽かったです。

検索エンジンを使い分けるための機能

Chrome、FireFox、Edgeなどのブラウザーでは、検索欄の中で検索エンジンを指定して検索することができます。
設定にて、検索エンジンごとに「キーワード」を設定できます。
例えばChromeでは以下のようにキーワードを設定できます。
Search_engine_chrome

ここのキーワードで設定した文字を、ブラウザーの検索欄(検索画面内の検索欄ではなく)に入力し、続けてスペースを入力すると検索エンジンが切り替わります。

また、DuckDuckGoとEcosiaでは、他の検索エンジンで検索できる機能があります。
DuckDuckGoではBang機能と呼ばれます。例えば、検索欄に「!g」と入力し、スペースで区切って検索キーワードを入れて検索するとグーグル検索で検索されます。順番は問わないようです。
Ecosiaでは検索タグと呼ばれます。例えば「#g」とスペース区切りで検索キーワードを入力すると、Google検索で検索できます。これも順番は問わないようです。

他に、ブラウザーの拡張機能(アドオン)として、検索エンジンの切り替えや、複数の検索エンジンでの検索結果をタブに分けて開いてくれる等するものが幾つかあります。後述するSearXのように一画面に複数の検索エンジンの結果を統合してくれるようなものは見当たらなかったのですが、SearXも完成度は高くないので、どちらが良いかは好みかもしれません。拡張機能は例えば「multi search」「meta search」のようなキーワードで検索すると良いかと思います。

メタ検索エンジンSearX

他の方法として、メタ検索エンジンを使用する方法があります。これは複数の検索エンジンの結果を返してくれる検索エンジンです。
有名なものにSearXというものがあります。ただ、次のリストのようにいくつもの検索サイト(インスタンス)があります。
https://searx.space/
このリストはランキングになっているようなので、この上位から選べば良いのだろうと推測します。
現時点での上位からいくつか試したところ、
searx.tiekoetter.com
start.paulgo.io
が良いように思いました。
結構、エラーがあったり検索結果がおかしいものが多いのですがこれらはマシでした(現時点では)。
設定でどの検索エンジンを使用するか選べますので、基本的には「DuckDuckGo」「GoogleかStartpage」を選択し、後は任意で選択すれば良いと思います。
Bingを選んでもどのサイトでも検索結果に反映されなかったです。
ただ、どの検索サイトにも言えるのが、オリジナルの検索エンジンとはなぜか検索結果が異なります。さらに検索サイトごとにも異なります。
GoogleよりStartpageのほうがエラーが少なく検索結果も安定している傾向にあると感じました。前述の2サイトでもGoogleだと同じサイトの異なるページがいくつも表示されるなど、おかしかったです。なのでとりあえず「DuckDuckGo」「Startpage」を設定し、後は「Wikipedia」を設定して試すのが良いと思いました。
また、どのサイトでも何故か検索結果の1ページ内の後半がDuckDuckGoからの結果のみで埋まります。また、サイトによってはDuckDuckGoは1ページ目(29個)までしか表示されません(前述のサイトではこの問題はありません)。

まとめ

おすすめはDuckDuckGoです。
Googleは、Googleの価値観を前面に出した検索結果を返すため、情報の公平性・多様性が失われています。また、有用な記事も含めて多量の記事が除外されています。
一方で、軽い調べ物や店情報の検索などではGoogleのほうが便利かもしれないので、Googleと併用するのも良いと思います。
不安定ですがメタ検索エンジンのSearXを使う方法もあります。

参考記事

私の記事は以上ですが、以下の記事も参考になるかと思います。
GoogleとBingの違いをわかりやすく比較
フィルターバブル対策:検索エンジン別のイデオロギーを考察
【個人ブログ】Googleの検索結果がつまらないのでBingも同時に検索できるツールを作りました【もちろん無料です】

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