肌に優しいボディタオル

2016/05/17

ボディケア・デンタルケア

私はかなり皮膚が敏感で、体を洗う際にボディタオルで擦る事が痛いという状態がずっと続いていました。
ある程度の種類のボディタオルを試して分かった事を、ここに書きたいと思います。
肌が弱いと言っても、人それぞれ状態は違うと思いますので、一概には言えない事をまずご了承ください。

皮膚への刺激を抑えるために重要なのは、第一に泡立ちです。
泡立ちが豊富なほど摩擦力が抑えられるという事は誰でも分かると思います。
そのため、まず天然繊維100%のボディタオルは候補から落ちます。
綿のタオルであれば、それ自体は柔らかいのですが、泡立ちが少ないために摩擦力があります。
肌に重く感じられます。
ただ、天然海綿スポンジというのは試した事が無く、分かりません。高価です。

泡立ちが良いのは化学繊維系のタオルです。
現在主流なのは、綿を肌に触れる面に配置し、化繊をベース面に配置したハイブリッド構造のタオルです。
肌触りの良い綿と、泡立ちの良い化繊を組み合わせ、良いとこ取りをしようとしたものです。
使い心地は悪く無いのですが、概ね耐久性に難があります。
最初は良いのですが、しばらく使っていると、表面の綿部分がやせ細ってきて次第に使用感が固くなります。
何種類か使いましたが、その全てが、割と早い段階でそのようになりました。
固い化繊部分が肌に触れるようになったためでしょうか。理由は良く分かりません。
ポリ乳酸という繊維を使ったものもありますが、これも使用感はナイロンに近いです。
肌触りはやや固く、泡立ちに優れています。
次に、化繊のタオルを種類別に紹介します。

ナイロンタオル

一般的なタオルです。
泡立ちに優れるため、良く使われるのだと思いますが、肌触りは固いです。
柔らかいナイロンタオルとして、ナイロンの極細繊維を使ったタオルがあります。
通常のナイロンタオルより柔らかいと思いますが、シャリシャリとした感覚はあります。
ただし、泡立ちに優れるため、それだけ摩擦力は低減し、軽い使用感になると思います。
例えば以下の商品があります。

特別肌の弱い人でなければ、泡立ちの優れるこのあたりの製品が使いやすいのかもしれません。

ポリエステルの極細繊維を使ったボディタオル

私が良いと思ったボディタオルは、ポリエステルの極細繊維を使ったタオルです。
あまり流通はしていない種類ですが、ナイロンのような固さが無く、泡立ちもナイロン程は無いにせよ、ある程度はあります。
極細繊維というのはマイクロファイバーという名称でも呼ばれます。
私が購入したタオルはこちらです。

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↑ ポリエステルの極細繊維

私にとっては凄く柔らかい訳ではありませんが、程よい柔らかさです。
一般的には充分柔らかいかと思います。
厚みはありますが、織り方が平坦なため、泡立ちは普通で、水を多めに含ませて揉む必要があります。
シリーズとなっており、様々な種類があるようですが、違いが良く分かりません。
この商品を強くお薦めしている訳ではありません。
これは泡立ちが普通なので、泡立ちの良さそうなものの方が良いかもしれません。

同メーカーで似たような商品に、こちらもあります。

同メーカーで、更に柔らかいものがあります。
これは極細繊維(マイクロファイバー)のパイルタオルで、タオルの中では最も柔らかい種類かと思います。
ただ、あまり柔らかすぎるのもどうかと思い、私は程々のものを購入した次第です。

ここまでパラパラと紹介してきましたが、同じメーカーでも何種類もボディタオルを出しているところが多く、それぞれの違いが分かりにくい部分があります。しかし、その中でも良さそうなものをピックアップしています。
私が選ぶとすると、私は以下の商品を次に試したいと思っています。
使ってはいないのでレビューする事はできませんが・・・。
こちらのメーカーは、色々なものを出して消費者を混乱させるようなメーカーでは無く、スタンスの一貫したメーカーのように思われ、選ぶのが楽です。
知名度があるメーカーで、変なメーカーよりは信頼できると思います。
もちろん、合う合わないはあるかと思いますが・・・。
泡立ちも良いらしいです。

最も柔らかいものが良ければ、先に紹介したパイルタオルが良いと思います。

その他のポイント

立体的な織になっている方が泡立ちが良いです。
ただし、その中でも、緩い織り方のものは耐久性がありません。
以下は緩い織り方のタオルを使って、割と早い段階で破れてしまった例です。

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↑ 生地拡大

このようなタイプは確かに柔らかく、泡立ちも良いのですが、長持ちはしにくいです。

また、生地に適度な厚みがある方が使いやすいと思います。
あまり薄いと、手の圧力がダイレクトに皮膚にかかるので、擦りにくく感じます。
薄い生地だと、それなりに圧力をかけないと皮膚に密着しませんが、厚い生地であれば軽く抑えただけで密着してくれます。
厚みのある生地はクッションの役割をします。
以前、肌が弱い人向けのタオルという事で以下の商品を買ったのですが、生地が薄すぎて使い辛かったです。

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ただ、使い辛さに関しては人にもよるかもしれません。
生地の表面は柔らかいのですが、擦っている内にすぐタオルの端がめくれてきて、それが肌に当たるので痛かった事を覚えています。
ちなみにこのタオルもポリエステル100%です。

肌への刺激を抑えるためにはタオルだけで無く、洗剤の泡立ちも重要です。
ただし、泡立ちの良い洗剤は肌を乾燥させやすいというトレードオフの関係にある傾向があります。
石鹸の選び方については肌に優しい石鹸の選び方を参考にしてください。

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