鞄の素材は主に3種類あります。
ナイロンなどの化学繊維
帆布(キャンバス)
革
です。
化繊は最も軽量で使い勝手が良いと思います。
ただし、良くある薄い素材は破れやすく耐久性に難があります。
帆布は、主に綿を使った厚手で高密度の素材で、重みがあります。
綿はナイロン程の強度では無いにしろ、丈夫で破れにくい素材です。
一般的な帆布は、長期使用による型崩れが起きやすいです。
これに関しては好みの問題でもあります。
特に型崩れし易い部分は、局所的に力が集中し易い部位、つまりハンドルやショルダーベルトの接合部です。
以下はその例です。
接合部にある程度の範囲にわたって補強がしてあれば良いのですが、そうでない場合は上の写真のように、その部分だけ上に引っ張られるようになります。
ハンドルの接合部周辺が型崩れした物もありましたが、既に捨ててしまったので参考に見せる事はできません。
もちろん、全ての帆布性バッグが型崩れを起こすとは言えません。
適所に補強をしてあるか、張りのある素材を使った物であれば大丈夫かもしれません。
革製の鞄は、丈夫ですが最も重いです。
ただし、革の種類によっても性質が違ってきます。
ヌメ革は、固くて重いものがほとんどで、型崩れが全く起きません。
その性質上、ブリーフケースなどの書類用バッグに向いていると思います。
そのかわり入る容量はもっとも少ないです。
もっと軽くて柔らかい革であれば、より普段使いに適していると思います。
また、革製の鞄は容量に比して見た目が大きくなり易いです。
実用性という観点からは、化繊の鞄の方が良いかもしれません。
革製の鞄は、耐久性には最も優れていると思いますが・・・。
私は革の雰囲気が好きで、革製の鞄を好んでいますが実用性は二の次です。
次に鞄の形についてです。
重い荷物を長時間運ぶのならショルダー付きの物かリュック型が良いと思います。
注意点は、ショルダーベルトやリュックの紐があまり細いと肩に食い込んで痛くなる恐れがある事です。
今人気のある「フェールラーベン」という北欧のアウトドアブランドが出しているバックパック(リュック)がありますが、標準仕様のものは肩紐が細いため、重い荷物を入れる人は注意が必要だと思います。それ以外は機能的だと思うのですが・・・。
昨今は薄マチの鞄が流行っているように感じられます。
ブリーフケースは基本的には薄マチで書類専用です。
水筒や弁当などが入るものは少ないと思います。
書類だけを入れるなら薄マチでも良いのでしょうが、そうでないならある程度のマチはあったほうが良いです。
普段使いにはマチ幅があったほうがずっと快適です。