5月7日の朝日新聞朝刊で、羽毛布団の産地偽装問題が取り上げられていました。
それによると、日本で流通している羽毛布団の中で、フランス産ダウンと表記のある物の半分以上は産地偽装の疑いがあるそうです。
@niftyニュースにも簡単な記事があります。
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/mainichi-0507e040170/1.htm
もっとも、羽毛布団の産地偽装は昔から知られている事だそうで、今さら感はあります。
ネットで検索してみると、この問題について書いてあるサイトがいくつかあります。
今回の問題は、羽毛布団の品質保証マーク「ゴールドラベル」を発行している日本羽毛製品協同組合が、加盟店当てに送った警告文書から発覚したらしいです。
産地の偽装は普通の検査では分からない事もあり、「ゴールドラベル」ではそこまでの保証をし切れていないという事になります。
産地偽装を行うような業者の製品は当然、信頼する事は出来ませんが、ゴールドラベルを付けている業者の中にも大量にそのような業者が混じっているという事だと思います。
品質保証マークには「ゴールドラベル」の他に、「G・Fマーク」というものがあります。
これらの品質保証ラベルが羽毛布団についている事は一定の品質を保証する事にはなるのでしょうが、変な業者の製品を掴まされる可能性は残ると言えそうです。
羽毛布団のように中身の見えない製品は、不正の温床になりやすいです。
羽毛布団の品質は、単純にダウンパワーや充填量、側生地の品質などの表面的なスペックで決められるものでは無く、様々な要因が絡んでくるらしいです。
そのため、信頼できるメーカーのものを選ぶ事が最も安全らしいです。
私が少し調べたところによると、西川産業、京都西川、西川リビング、山甚物産、ロマンス小杉を信頼できるメーカーとしている所が多いです。
もっとも、私には日本製の掛け布団はサイズが小さく、ものづくりの志向性という点でも欧米の羽毛布団のほうが好みです。
なので、買うとしたら米Amazon.comに載っている製品をまず検討すると思います。
羽毛布団の産地偽装問題
2016/05/08